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ファミリーマートとの連携授業で
学生がビジネスアイデアを発表!

「デジタルマーケティング入門」では株式会社ファミリーマートとの連携授業を実施し、1月14日に最終回が行われました。
学生たちは同社から提供された実際のPOSデータ※1を基に、5つのチームに分かれて分析を実施。
「どの商品が一緒に売れるか」「どんな人が何を買っているか」といった詳細な顧客行動を解き明かし、商品陳列の最適化や新商品企画など、実践的なビジネスアイデアを発表しました。

パネルデータ分析による時間帯別売上についてプレゼンをするBチーム

それぞれのプレゼンテーションの後、ファミリーマート経営企画本部経営企画部(DX・リサーチ)副部長の吉野健氏が総評を行い「学生たちの分析は的確で、アソシエーション分析※2を活用した商品の関連性の説明は興味深かった」と評価しました。また、北海道・北東北リージョン秋田北営業所スーパーバイザーの武田晋氏は「店舗ごとの特性に合わせたデジタル経営戦略の重要性を理解できたのではないか。今回の授業をきっかけに、売り場づくりの奥深さを知ってほしい」とコメントしました。

吉野氏は学生のプレゼンについて「何を比較しているか明確にすることが大切」と批評する

プレゼンテーションの結果、優勝したのはCチームです。チームリーダーを務めた田口怜奈さん(経済学部2年)は「グループで協力してデータを分析し、仮説を立て検証するプロセスはとても貴重な経験だった。スポーツ観戦が趣味なので、今後はスポーツの観客動員数に影響を与える要因を分析し、マーケティング戦略を立ててみたい」と語りました。

優勝チームにはファミマオリジナルアイテムが贈呈された(前列中央が田口怜奈さん)

担当教員は「学生たちは短時間でアイデアを創出し、論理的な説明ができるようになった。実際のPOSデータに触れることで、それがビジネスの現場でどのように生かされるのかを理解できたと思う」と述べました。

本学は今後も産学連携を強化し、学生たちが実践的なスキルを習得できる教育プログラムを提供していきます。

※1 POSデータ…購買データ「Point Of Sales(販売時点情報管理)」の略。会計レジで記録される様々な情報をデータ化したものを指す
※2 アソシエーション分析…大量のデータから、あるものが別のものと一緒に現れるパターンを見つけ出すための統計的手法

担当教員がアソシエーション分析を分かりやすく解説