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東京で開催された五大学合同ゼミで発表!
公共政策ゼミ生が秋田の課題解決へ
11月9日、東京の中央大学・茗荷谷キャンパスにて開催された五大学合同経済学ゼミに本学の公共政策ゼミの3年生10名が参加し、研究成果を発表しました。
これは、中央大学、法政大学、明治大学、成城大学、そしてノースアジア大学の五大学が共同開催し、各大学が日本や地域社会の課題解決に向けた研究成果について意見交換を行うものです。
本学の学生たちは、秋田県のキャッシュレス化や雪まつりの観光客数などデータ分析に基づいた4つのテーマを発表し、他大学と活発な議論を展開しました。
◆学生の発表内容
学生たちは、以下の4つのテーマを発表しました。
「秋田県のキャッシュレス決済率を上げるための施策」(渡辺翔太さん、山路春瑠さん、笹川裕暉さん)
秋田県のキャッシュレス決済率が低い理由を分析し、中小企業への導入促進や高齢者向けの講習会開催などを提案
「積雪量が雪まつりの観光客数に与える影響の検証と考察」(須田秀斗さん、須賀健太郎さん、飯塚登生さん)
積雪量が雪まつりの観光客数に与える影響を、パネルデータ分析を用いて検証
「パネル分析を用いたツキノワグマの人里出没数推定」(小野寺梓さん、佐藤隼さん、野邊地実郁さん)
ツキノワグマの人里出没の要因を分析し、ブナやミズナラの保全が重要であることを示唆
「訪日外国人観光客の現状と秋田県の観光戦略への一考察」(古瀬大希さん)
秋田県への外国人観光客の訪問率向上に向けた観光戦略を提案し、体験型観光地のPRの重要性を強調
◆今後の展望
発表を行った学生たちは、合同ゼミを通じて研究の楽しさや社会との関わりを実感したようです。
「他の大学の研究発表を聞き、多様な視点から物事を考えることの大切さを学びました」「自分の研究が社会に役立つ可能性を感じ、研究意欲がさらに高まりました」といった感想があがりました。
公共政策ゼミを主宰している木原教授は「各大学とも質の高い実証研究を発表し、深い洞察を共有することができました。学生たちには他大学との交流を通じて新たな視点や知識を獲得し、国際的な視野を持つ人材に成長してもらえたらと思います」と述べました。