教員紹介

木原 隆司(きはら たかし)

【 受験生へのメッセージ 】

1980年に財務省(旧大蔵省)に入省して以来、財務省・経済企画庁・外務省等の国家公務員、米州開発銀行(IDB)・アジア開発銀行(ADB)等の国際機関職員、長崎大学・九州大学・獨協大学等の教授として、経済学を政策に役立て、学生が経済学を武器に「協調できる強靭な国際人」となるよう努めてきました。皆さんも、経済学を仕事や世の中の分析に役立てられるCoolな(カッコいい)国際人になりませんか?

担当科目

財政学入門、財政学、地方財政論、公共経済学

学歴(取得学位)

一橋大学商学部・商学士
米国George Washington大学・経済学修士(M.A.)
北海道大学・博士(経済学)

研究分野

国際公共政策論、開発経済学、国際金融論、公共経済学、経済政策論

研究テーマ

開発援助と援助効果、
国際公共財援助・援助協調・紛争後の支援と国際機関の役割、
途上国の制度政策環境と開発援助、
東アジアの高齢化と金融市場、
内戦とテロ、
国の分離・独立、
新型コロナウイルス感染症対策の効果、
途上国の累積債務問題と債務不履行・再編

主な研究業績

区分 著書・学術論文等の名称 単著
/共著
発行所、発表雑誌等の名称 発行又は
発表年
著書

コロナ後のアジア金融資本市場

(担当:「はじめに」、第4章「コロナ禍下の財政拡大と公的債務不履行・再編の実証分析―債務問題への処方箋としての証券・資本市場育成―」)

共著

(座長、担当章単著)

日本証券経済研究所
(第4章:39ページ)
2023
著書

Journal of International Economic Studies, No.36, Special Issue

(担当:Ch. 6.” Reconsidering Aging and Financial Markets in East Asia”)

共著

(担当章単著)

法政大学 2022
著書

人口動態変化と財政・社会保障の制度設計

(担当:第11章「東アジアの高齢化と金融資本市場再考」)

共著

(担当章単著)

日本評論社 2021
著書

新型コロナ感染の政策課題と分析-応用経済学からのアプローチ

(担当:第12章「新型コロナウイルス感染症対策の国際パネル分析」)

共著

(担当章単著)

日本評論社 2021
著書 Regional Economic Analysis of Power, Elections and Secession
(担当:Chapter 9 “Empirical Analyses of Secession and Integration: What determines National Size?”)

共著

(担当章単著)

Springer

 (New Frontiers in Regional Science: Asian Perspectives 21)

2018
著書

環南シナ海の国・地域の金融・資本市場
(アジア資本市場研究会編 担当;第2章「ベトナム経済と金融資本市場〜Benchmarkingと国際機関の評価〜」)

共著

(担当章単著)

日本証券経済研究所 2018
著書

アジアのフロンティア諸国と経済・金融
(アジア資本市場研究会編 担当:第1章「金融構造と経済成長-東南アジアの証券市場育成支援は正しい方向か-」)

共著

(担当章単著)

日本証券経済研究所 2017
著書

ASEAN金融資本市場と国際金融センター

(アジア資本市場研究会編 担当:第3章「ASEANの人口動態と金融資本市場」)

共著

(担当章単著)

日本証券経済研究所 2015
著書

『巨大災害・リスクと経済』

(担当:第8章「暴力的紛争リスクの経済学」)

共著

(担当章単著)

日本経済新聞出版社 2014
報告書 テロの計量分析序説‐発生要因と成長率への影響 単著 財務総合政策研究所Discussion Paper Series
14A-01,
(全47ページ)
2014
報告書 Effective Development Aid: Selectivity, Proliferation and Fragmentation, and Growth Impact of Development Assistance 単著 Asian Development Bank Institute ADBI Working Paper Series
No.342
(全67ページ)
2012
Proceedings Effective Development Aid: Selectivity, Proliferation and Fragmentation, and Growth Impact of Development Assistance 単著 Proceedings for the Second Asian Development Forum 2011
著書

アジア証券市場とグローバル金融危機

(担当:第9章「アジアの高齢化問題と金融資本市場」)

共著

(担当章単著)

金融財政事情研究会 2010
著書

援助ドナーの経済学-情けはひとのためならず

(北海道大学・博士(経済学)学位論文)

単著 日本評論社 2010
学術論文 東アジアの金融構造の進展と経済成長 単著 九州大学経済学会
『経済学研究』
第76号第5号
(pp.171-196)
2010
学術論文 内戦と経済-「内戦の開発経済学」再考 単著 国際安全保障学会
『国際安全保障』
第38巻・第2号
(pp.83-103)
2010
報告書 内戦の開発経済学」再考-紛争勃発・激化と紛争後の成長・支援の実証分析 単著 財務省財務総合政策研究所
Discussion Paper Series 10A-09
(全50ページ) 
2010
著書

グローバル化と日本経済

(担当:第5章「東アジアの高齢化とグローバル化」)

共著

(担当章単著)

勁草書房 2009
著書

Aging in Asia

(担当:Chapter 7, “Aging, Growth and Financial Markets-Economic Implications and Challenges Confronting East Asia”)

共著

(担当章単著)

Nova Science Publishers, New York 2009
学術論文 効果的な開発援助-我が国の援助は東アジアの開発に貢献していないのか? 単著 『フィナンシャル・レビュー』
平成21年第1号(通巻第93号)
(pp.75-112)
2009
報告書 開発援助の拡散・細分化と援助協調 単著 財務省財務総合政策研究所
Discussion Paper Series 09A-04
(全57ページ) 
2009
報告書 高齢化する東アジアの金融市場育成と社会保障整備-知的支援の可能性 単著 国際協力機構(JICA)・
客員研究員報告書
(全133ページ)
2008
報告書 東アジアの高齢化はグローバル化で対応できるか-高齢化・グローバル化の成長・貯蓄・金融市場への影響と政策対応
(Discussion Paper(DP))
単著 財務省・財務総合政策研究所
「グローバル化と我が国経済の構造変化に関する研究会」報告書・第5章
(pp.119-147)
2008
学術論文 高齢化する東アジア-成長・貯蓄・金融市場への影響 単著 九州大学経済学会,
『経済学研究』,第74巻第3号
「特集 格差・高齢社会への挑戦」
(pp.101-128)
2007
報告書 高齢化・成長・金融市場-東アジアの政策課題 単著 財務省財務総合政策研究所
 Discussion Paper 07A10
(全53ページ)
2007
著書

転換期の雇用・能力開発支援の経済政策

(担当:第8章「イギリスの雇用政策・人材育成政策とその評価」、第9章「デンマーク及びEUの雇用政策とその評価」)

共著

(担当章筆頭)

日本評論社 2006
Proceedings Policy Responses and Regional Cooperation in Aging East Asia; an Introduction 共著 Proceedings for “International Conference on Aging East Asia,”(ADBI-MOF) 2006
学術論文 国際公共財援助再考 単著 『フィナンシャル・レビュー』
平成17年第1号(通巻75号)
(pp.135-170)
2005
報告書 開発援助ファイナンスの新潮流「制度政策環境」の重視と受益国に応じた支援 単著 財務省財務総合政策研究所
Discussion Paper 05A24
2005
報告書 内戦の開発経済学とカンボジア 単著 財務省財務総合政策研究所・Discussion Paper 04A-10 2004
学術論文 ベトナムの高成長・貧困削減は持続可能か 単著 長崎大学経済学会
『経営と経済』
第83号第2巻
(pp.129-167)
2003
学術論文 援助協調(International Aid Coordination)の理論と実際-「援助協調モデル」とベトナム  単著 国際協力銀行
『開発金融研究所報』
第17号
(pp.23-65)
2003
報告書 援助協調(Aid Coordination)の経済学
序説-援助協調は「国益」に寄与しないか
単著 財務省財務総合政策研究所・
Discussion Paper 03A-06 
(全70ページ)
2003
著書

はじめての金融経済

(担当:第8章第4節「金融政策の国際協調:サミットやG7の役割」)

共著

(担当節単著)

東洋経済新報社 2002
報告書 開発援助のための国際協調-国際公共財援助の視点から― 単著 財務省財務総合政策研究所・Discussion Paper 02-A-14 2002
報告書 留学性交流の数量分析-留学生伸び悩みに対する「教育の経済学」の適用可能性についての一試論 単著 (財)世界平和研究所・IIPS Policy Paper 234J
(全39ページ)
1999
著書

社会主義システムの変革と我が国の対応に関する調査研究-旧ソ連及び中国の現状と展望

(担当:第5章「旧ソ連諸国に対する支援のあり方」)

共著

(担当章単著)

(財)産業研究所
[(財)世界平和研究所発行)]

1993

 

学会・社会活動

・学会

  日本応用経済学会・副会長
  日本金融学会
  日本国際経済学会
  日本EU学会

・社会活動

  NIRA総合研究開発機構 評議員
  財務省財務総合政策研究所(PRI)上席客員研究員
  法政大学・比較経済研究所 研究員、等

 

 

その他(資格、賞など)

一橋大学第11回内藤章記念論文一等賞受賞(「J・Tobinの基本理念と資産均衡理論の展開」)

日本学術振興会・科学研究費補助金・審査委員表彰(模範とすべき審査委員として)

第15回「国際開発研究・大来賞」最終選考(『援助ドナーの経済学』)(同年、受賞作なし)