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【スポーツ経営コース】「スポーツと倫理」について考える

スポーツ経営コースでは多角的な視点からスポーツについて再考することを目的に、定期的に勉強会を開催しています。

7月12日の勉強会では、プロゴルファーのケイシー・マーティンの事例を引き合いに、中村講師が「スポーツと倫理」について講義を行いました。

片足に障害があり、歩行が困難だったものの、クラブでボールを飛ばしたり、パットでボールを正確に転がしたりする技術は一流だったケイシー・マーティン氏。彼がカートを使用してPGAツアーに参加する権利を求め、拒否したPGA(プロゴルフ協会)と争った裁判について、話し合いがもたれました。

マーティンの訴えを認めた連邦最高裁の判決に対し、学生たちからは「歩くことはゴルフの本質ではないので、マーティンのカート使用を認めるべきである」といった意見や「カートの使用はゴルフの本質を変えてしまう、というプロゴルファーたちの主張も理解できる」といった意見がだされました。

勉強会を通じてスポーツの本質と倫理について再考察した学生たち。ここで培ったルールと規範への理解を、各々のスポーツ活動に応用してもらいたいと思います。