令和5年4月 経済データサイエンス(EDS)コース始動!

本コースで経済学の視点からデータサイエンスの手法と活用方法を学び、企業と自治体に貢献する人材を目指そう!

本コースを履修すると、例えば、天候や気温等に販売量が左右される商品の安全な入荷量を決定したり、消費者が重視する商品の特性を調べてヒット商品を生み出すなどの能力を身に付けることができます。


コースの目標

 

目標:経済情報を「宝」に変える能力の育成

経済データから、与えられた課題を解決する有意義な知見を引き出すこと

パソコンやタブレットなど情報通信技術(ICT)の端末を駆使して、経済データから、与えられた課題を解決する有意義な知見を引き出すこと、つまり経済情報を「宝」に変える能力を育成します。その能力により、経済運営、企業経営、地域づくりなどに、これまでにない、より有効な提案ができるようになります。また、関連する情報系資格の取得も可能です。


コースの内容

 

東日本で最初の経済データサイエンス(EDS)コース開設

本学経済学科は60年の歴史がある東北地域における経済学や経営学の学習のハブ(中心地)です。これまで、他コースである公務員コース、金融コース、スポーツ経営コースや国際ビジネス分野などでの長年の学習や研究の蓄積があり、その知見や経験をデータサイエンスでなお一層発展させます。また、秋田県や東北地域の農業振興・産業創出に貢献します。

 

プログラミングからAI、ビッグデータまで最新の知識を学ぶ

社会経済のデジタル化に迅速かつ適切に対応していくことは、産業と密接なかかわりを持つ経済学科においては不可欠です。Python(パイソン)プログラミングやGIS(地理情報システム)、人工衛星画像利用技術を学び、マーケティング戦略に役立つ経済データ分析スキルを身につけます。

 

情報系の資格も取得して、情報通信技術(ICT)世界のプロに!

本コースでは、下記の人材育成を目指します。

  • デジタル社会の知識・技能を生かして地域の発展に貢献できる人材
  • デジタル社会の知識、技能を基に新たな産業創出に貢献できる人材
  • 情報社会で必要とされるコミュニケーション能力を備えた人材

関連する情報系資格を取得することも可能であり(右ページの「目指せる資格」を参照)、経済社会で情報系のプロとして活躍できます。これまでも、情報系ゼミナールの卒業生は多く、NECなどIT企業への就職を実現しています。横手市役所など官公庁へも就職しています。


設置科目

1. コア科目

  • 統計学、データベース
  • C言語プログラミング
  • Python(パイソン)プログラミング
  • 人工知能(AI)プログラミング
  • Monaca(スマートフォンアプリ開発)プログラミング

2. 応用科目

  • 経済系科目(経済データ解析論、計量経済学)
  • 経営系科目(マーケティング論、ビックデータ分析)

学習内容

 

経済データ分析の学習内容(構想)

この他、スマートフォンアプリ開発、GIS(地理情報システム)、人工衛星画像利用技術などを学習し、さまざまな分野への応用力と実践力を高める。

 

 

ゲーム理論をデータサイエンスへ応用する ~「フルカウント」からの投手の配球予想~

打者・投手の駆け引きによる利得を利得表としてデータ化すると、それぞれの最適反応確率を計算できます。

利得表では、打者の球種予測が当たると打者にプラス・投手にマイナス、外れるとその反対の利得が設定されます。この利得表より、打者は1/2の確率で速球を予測し、投手は1/3の確率で速球を投げる必要があります。


授業で学んだ知識の理解と応用力を深める

 

企業・自治体との連携、地域課題への貢献

AIとは試行錯誤を繰り返してより良い答えを導き出すツールであり、「使えるAI」にするためには現場での実体験や実際のデータが不可欠である。本コースでは、地元企業や自治体の協力を得て、現場を体験したり、収集されたデータからAIを活用したビジネスプランや地域課題の解決策の提案を行い、これらの体験を通じて授業で学んだ知識の理解と応用力を深めます。


目指せる資格・卒業後の進路

 

目指せる資格

データベーススペシャリスト、応用情報技術者、 基本情報技術者、統計検定、G(ジェネラリスト)検定 など。

 

教職課程

教員免許[一種]中学校(社会)、高等学校(地理歴史、 公民、商業)を取得できます。

 

就職予定先

業種:ソフトウエア、鉄道・航空・運輸・物流、農林・水産、金融、コンサルティング、官公庁 など

職種:企画・営業推進部門担当者、データサイエンティスト、 マーケティングリサーチャー など