~不登校から地域のために~
公務員として、市民に寄り添いたい

法学部国際学科 鎌田 翔さん(鹿島朝日高等学校出身)
秋田市役所
支えられた経験が、寄り添う力に
公務員を目指したのは、地元の秋田で、人の気持ちに寄り添いながら課題解決に関わりたいと思ったからです。
不登校だった高校時代は、社会とのつながりを見失っていました。理想と現実の差に苦しみ、完璧主義な性格が自分を追い詰めていたように思います。高校1年生の冬から通学が難しくなり、通信制へ転校しました。しかし、大学で多くの人に支えられる中で、「人との関わりが地域をつくる」という実感が芽生えました。
その経験から、公務員の中でも最も市民に近い距離で働ける市役所を志しました。
大学で気づいた、人を信じる力
大学に入って成長したのは、人と関わることが純粋に「楽しい」と思えるようになったことです。
留学先のフィリピンでは道に迷うたびに、人に尋ねては助けてもらいました。「困ったら頼っていい」という柔軟さと、人を信じる感覚が身についたのはこのときです。
一方で、人前に立つことは長く苦手でした。そこで、大学ではあえて演劇部や竿燈に挑戦し、人前に立つ場を自分で作り続けました。その結果、4年生の竿燈妙技では、はじめて緊張せずに、心から楽しんで人前に立つことができたのです。
それは、10年以上抱えてきたコンプレックスを越えた瞬間でした。

人前への苦手意識を克服するために、いろいろな事に挑戦し続けた4年間
公務員試験への挑戦
2年生で法律を学び始め、3年生の前期から経済の勉強を本格的に始めましたが、最大の壁は数学でした。微分や積分を一から学び直し、何度もつまずきながらも挑戦を続けました。
このとき支えになったのが学習塾のアルバイトです。講師として中学生に教える中で「学び直すのは恥ではない。それを繰り返すことで理解が深まる」と気づいてからは、苦手意識が薄れていきました。
若い世代が誇れる秋田をつくりたい
大学生活を通して、人に支えられる心強さと、人を支える大切さをあらためて実感しました。その経験を生かし、これからは地域の誰かを支える立場として力を尽くしたいと考えています。
秋田市役所の職員として、困っている人の小さなサインを見逃さず、現場で一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、若い世代が「秋田っていいな」と感じられるまちづくりに貢献していきたいです。

