「寄り添う力」と「正確さ」で市民の暮らしを支える


中村 翼さん(平成28年度 法学部法律学科卒業)
秋田市役所

Q:今の仕事について教えてください。

A:現在は国保年金課で、保険料の収入額日計の作成や、口座振替の手続きといった事務全般を担当しています。お金に関わる業務なので、数字のミスは絶対に許されないという緊張感がありますが、正確な処理を通じて市民の皆さんの生活を裏側から支えている実感が持てます。

また、窓口や電話での相談対応も大切な仕事です。特に電話での説明は顔が見えない分、制度を正確にお伝えすることが難しい時もありますが、解釈のずれが起きないよう丁寧な説明を心がけています。その結果として「ありがとう」と言っていただける瞬間が、何よりのやりがいです。

Q:これまでのキャリアで印象に残っていることは?

A:これまで資産税課や介護保険課、保護第一課を経験してきました。特に保護第一課時代は、業務量の多さや内容の難しさなど、乗り越えるべき壁も多かったのですが、社会保障制度全般の幅広い知識を必死に習得したあの時の経験が、自分を大きく成長させてくれたと確信しています。

Q:学生時代の学びや経験は、仕事にどう生きていますか。

A:法学部で学んだ「民法(物権法)」の知識は、最初に配属された資産税課の業務に直結しましたし、法律の条文を見慣れていたため、公文書の読解にも抵抗なく対応できたことは、大学時代の学びが役立っていると思います。

また、今の市民応対の土台になっているのは、学生時代のスーパーでの接客アルバイトの経験です。もしあの経験がなければ、自分はこれほどまで市民の方々と向き合えていなかったかもしれません。

厚生委員会でのボランティア活動も原点の一つです。震災復興支援で名取市へ足を運んだ経験から、「地域のために何ができるか」を真剣に考えるようになりました。こうした活動に加えて、国家試験等センター、研究室をフル活用して着実に公務員試験への準備を進めた日々が、今の自分に繋がっています。

Q:今後の目標について教えてください。

A:今後は、総務系の部署で予算や経理の知識を深め、職員としての土台をさらにしっかりと固めていきたいと考えています。そして将来的には、培った経験を活かして、政策立案や防災対策など、より広い視点から市民の皆さんの安心・安全を支える業務に関わることが目標です。

Q:公務員を目指す後輩にメッセージをお願いします。

A:公務員試験は筆記対策も大変ですが、大切なのは「入所後に何をしたいか」を考えることです。志望する自治体がどんな取り組みをしているかを徹底的に分析し、自分の知識や経験がどう活かせるかを具体的にイメージしてみてください。「地域のために働きたい」という強い信念を持って、ぜひ挑戦し続けてほしいです。

 

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