教員紹介
村中 孝司(むらなか たかし)
【 受験生へのメッセージ 】
自然に対する私たちの知識は断片にすぎません。大学は「未知」の世界に対して自分自身で調査・分析、考察し、解き明かされていない問題に取り組むところです。
担当科目
地域フィールドワーク、インターンシップI・II、地球環境学、自然科学概論I・II、基礎数学I・II、総合科目I・II、数的推理I・II、統計学
ゼミナールI・II・III(環境学)
食料と農林漁業に関する問題、自然風景の評価手法、生物多様性に関する問題など、多様な視点から地域課題に関するテーマを調査し、環境や地域に対する理解を深めます。メンバーの発表をよく聴き、質問や意見を述べる力を身につけます。学術書や論文を読み、文章を深く理解し、自分で表現する力を身につけます。大学生としてどのような学業を修めたか、1 つの研究テーマを見つけます。
学歴(取得学位)
東京大学大学院博士課程農学生命科学研究科修了
博士(農学)[東京大学]2002年
修士(理学)[筑波大学]1999年
研究分野
生態学、生物資源保全学
研究テーマ
湿地生植物の保全と管理手法に関する研究
自然風景の環境価値に関する研究
史料にもとづく植物の認識と記述
主な研究業績
区分 | 著書・学術論文等の名称 | 単著 /共著 |
発行所、発表雑誌等の名称 | 発行又は 発表年 |
---|---|---|---|---|
論文 | 秋田県の自然風景地を活用した誘客戦略の検討 | 単著 | 総合研究(ノースアジア大学総合研究センター紀要)(7) | 2019 |
論文 | 秋田県スギ人工林に対する自然風景地としての利用可能性の検討 | 単著 | 総合研究(ノースアジア大学総合研究センター紀要)(6) | 2018 |
論文 | 秋田・男鹿の魚介-食生活と漁業から- | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学雪国民俗館紀要)(42) | 2018 |
論文 | 風の松原がもたらす生態系サービスと自然風景「白砂青松」における課題 | 単著 | 総合研究(ノースアジア大学総合研究センター紀要)(5) | 2017 |
論文 | 八郎湖における沈水植物の再生に与える環境要因の影響 | 共著 | 秋田県立大学ウェブジャーナル. A, 地域貢献部門 (3) | 2016 |
論文 | 砂礫質河原の植生を対象とした植物群落の識別方法に関する検討 | 単著 | 総合研究(ノースアジア大学総合研究センター紀要)(4) | 2016 |
論文 | 漬物と暮らし | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学雪国民俗館紀要)(40) | 2016 |
著書 |
人間活動と生態系(シリーズ現代の生態学3) 第10章 外来生物の生態学 |
共同分担執筆 |
日本生態学会編,共立出版 |
2015 |
論文 | 雪国と山菜の豊かさ | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学雪国民俗館紀要)(39) | 2015 |
論文 | 鬼怒川河川敷に残存したムラサキセンブリSwertia pseudochinensis Hara個体群と植生との関係 | 単著 | 総合研究(ノースアジア大学総合研究センター紀要)(2) | 2014 |
論文 | “ねばり”食材の地域性 ―納豆とぎばさを中心に― | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学雪国民俗館紀要)(38) | 2014 |
論文 | 日本で利用される野菜・穀物の種子輸入における実態と問題点 | 単著 | 教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)8(1) | 2013 |
論文 | Influences of vegetation status on seedling survival of a river endemic plant Aster kantoensis in the floodplain | 単著 | Landscape and Ecological Engineering 8 | 2012 |
論文 | A new flora list of the Yatsugatake-Kawakami Forest, Agricultural and Forestry Research Center | 共著 | University of Tsukuba. Bulletin of Tsukuba University Forests (28) | 2012 |
論文 | 湖沼の干拓によって成立した水田の植生保全上の意義:茨城県潮来市の例 | 単著 | 教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)7(1) | 2012 |
論文 | The status and implications of the invasion of an alien grass on the Japanese River: Invasion condition of populations and effective control measures for introduced plant, Eragrostis curvula | 単著 | The Bulletin of Cultural Sciences of North Asia University 6(2) | 2011 |
論文 | 茨城県潮来市に残された二次林の現状と保全上の課題 | 単著 | 教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)6(1) | 2011 |
著書 |
外来生物の生態学-進化する脅威とその対策- |
責任編集分担執筆 |
種生物学会編、文―総合出版 | 2010 |
論文 | 日本人の海藻に対する認識と記述 -コンブとホンダワラ類について- | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学総合研究センター雪国民俗館紀要)(35) | 2010 |
論文 | 利根川下流氾濫原における植物相と保全上重要な維管束植物の分布 | 単著 | 教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)5(1) | 2010 |
論文 | 江戸時代の本草書にみる毒草(有毒植物)とその認識 | 単著 | 雪国民俗(ノースアジア大学総合研究センター雪国民俗館紀要)(34) | 2009 |
論文 | 地方版レッドデータブック作成における絶滅危惧植物の選定方法と必要な情報-牛久市レッドデータブックの試み | 共著 | 保全生態学研究14(1) | 2009 |
論文 | 外来種問題における、外来生物の定義に関する資料的検討 | 単著 |
教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)4(2) |
2009 |
論文 | The restoration of gravelly floodplain vegetation and endemic plants to riparian habitat in a Japanese river | 単著 | Landscape and Ecological Engineering 5(1) | 2009 |
論文 | 外来植物の用途・生活史・原産地・確認年代からみた地域の定着特性 | 単著 | 教養・文化論集(ノースアジア大学総合研究センター紀要)4(1) | 2009 |
学会・社会活動
・学会
日本生態学会
応用生態工学会
日本環境教育学会
・社会活動
秋田市環境審議会 委員(2011年11月~)
種生物学会 幹事(2010年1月~2012年12月)