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再エネで地域の発展を考える
本学学生が「秋田新エネルギーカレッジ学」に参加

8月27日から29日にかけて、秋田市が主催するプログラム「あきた新エネルギーカレッジ学」が開催されました。これは、再生可能エネルギーに関する仕事や仕組みを若者に体感してもらうことを目的としたもので、県内外から大学生・高専生8名が参加。本学からは経済学部3年の池田結翔さんが、これまでの市のワークショップでの実績が評価され、企業の推薦により招待されました。

沼谷秋田市長を囲み、修了証を手に記念撮影する参加学生たち。

初日は丸紅洋上風力発電秋田洋上風力発電の講師による講義、2日目は秋田火力発電所の見学、3日目には株式会社ホサカ株式会社ウェンティの協力で電動ラフテレーンクレーンに登る実習など、実際の現場に触れる機会が用意されました。午後の成果発表では「再エネ×地域の発展」をテーマに各班がまとめたアイデアを発表。池田さんの班は工場夜景やダム見学、廃工場を再活用した宿泊施設などを組み合わせた「再エネルギーツーリズム」を提案しました。

高さ30メートルからの眺望を体験。再エネの現場を肌で感じる。

池田さんは「経済学部生なので技術的な知識は持っていませんでしたが、金融機関が風力発電に力を入れていることを知り、経済面での広がりを実感しました。再生可能エネルギーを理解することが投資や企業誘致にも直結すると感じ、関心のなかった分野に興味を持つ大きなきっかけになりました」と振り返ります。

「再エネ×地域発展」をテーマにプレゼンする池田さん(左)

「あきた新エネルギーカレッジ学」は学生が実社会に触れ、再生可能エネルギーという新たな分野に挑戦し、地域発展のアイデアを形にした貴重な機会となりました。今後もこうした取り組みが、地域と大学をつなぐ力になることが期待されます。

巨大な風車の羽根を間近で観察し、スケールを実感する。