教員紹介

海老澤 侑(えびさわ すすむ)

【 受験生へのメッセージ 】

刑事法は①何が犯罪となり、②どのような手続きを経て、③いかなる形で処罰するのか、しないのかを考える学問です。 いずれにせよ、学ぶにあたっては、常に様々なことを調べる必要があります。 そして、わざわざ教員紹介のページを「調べている」貴君には、法学、刑事法学を学ぶ素養が備わっています。 ノースアジア大学で一緒に学んでくれることを期待しています。

担当科目

刑事政策、外国法制研究、模擬裁判Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、情報化する社会と法、企業法務演習

学歴(取得学位)

中央大学大学院法学研究科刑事法専攻博士前期課程修了 修士(法学)
中央大学大学院法学研究科刑事法専攻博士後期課程 単位取得満期退学

研究分野

広義の性犯罪(性風俗犯罪、性暴力犯罪など)、情報犯罪、生命倫理と法、ストーカー行為、有害図書規制など

研究テーマ

刑法175条の処罰根拠・制定過程、自主規制、ドイツの性風俗犯罪、情報刑法など

主な研究業績

区分 著書・学術論文等の名称 単著
/共著
発行所、発表雑誌等の名称 発行又は
発表年
論文 研究報告、ドイツの女性犯罪研究レビュー〈1980年代~2010年代〉 単著 女性犯罪研究の新たな展開 ――岩井宜子先生傘寿・安部哲夫先生古稀記念論文集 2023
論文 自主規制についての一考
―大阪府青少年健全育成条例における有害図書類指定を題材に―
単著 杏林大学研究報告40号 2023
論文 ストーカー規制法の「見張り」の意義 単著 杏林大学研究報告38号 2021
論文 空想的表現物の規制手段に関する小論
―いわゆるポルノ漫画の規制方法を中心に―
単著 大学院研究年報法学研究科編(中央大学)50号 2021
翻訳 ドイツにおける刑法と刑事訴訟法、テロリズム対策の概要 監訳 警察学論集73巻10号 2020
翻訳 講演「臨死介助団体と刑法的観点から見た自殺幇助―スイスにおける現況―」 単訳 比較法雑誌53巻3号 2019
論文 刑法175条の再検討
―旧刑法259条の立法、議論状況について―
単著 大学院研究年報法学研究科編(中央大学)47号 2018

学会・社会活動

  • 学会

  日本刑法学会、日本刑事政策研究会、少年法研究会、日本性感染症学会、女性犯罪研究会

 

その他(資格、賞など)

・わいせつの定義にいう「性的羞恥心」の解明
 公益財団法人 村田学術振興財団 研究助成(人文・社会科学) 2023年4月

・性風俗犯におけるわいせつ物罪の検討――日本とドイツ語圏の比較を通して法規制の具体化を探る
 公益財団法人 升本学術育英会 学術研究助成 2020年 – 2021年3月