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「知事と県民の意見交換会」に本学学生が参加

7月10日、秋田地域振興局による「知事と県民の意見交換会 ~学生と考える未来の社会と秋田~」が本学40周年記念館で開催され、秋田県内の大学に通う学生5名と佐竹敬久秋田県知事が対談する場が設けられました。

本学からは伊藤杏梨さん(法学部国際学科観光コース4年)が参加。伊藤さんは自身が藤里町でインターンを経験した際に、世界遺産である白神山地へ入山する秋田県民が少ない事実に驚いたことを引き合いに、若い世代に秋田の魅力を伝えるための情報発信の重要性について呼びかけました。

また伊藤さんは、竿灯まつりでは秋田での宿泊先が確保できず、観光客の多くが他県に同日移動している課題についても言及。しかしながら、大手ホテルの秋田進出を懸念する県民の声があがっていることについて伊藤さんが意見を求めると、佐竹知事は「単に部屋を貸すだけでなく、食文化や歴史を体感できるサービスを兼ね添えたホテルであれば、秋田のPRにつながるのではないか」といった見解を示しました。

佐竹知事は一人一人の意見に耳を傾けた後で「自身の極めた専門性を多種多様な分野に応用し、秋田を盛り上げていってほしい」と、将来を担う学生たちへ希望を託しました。

対談終了後、伊藤さんは「秋田県外出身の学生たちの視点が非常に新鮮だった。中でも県産米粉を使用したラムネ菓子『こめらむね』を商品化した秋田県立大学の竹内大さん(生物資源科学部アグリビジネス学科4年=大阪出身)の生き方に刺激を受けた。自分と同い年でありながら補助金を活用して起業し、秋田定住を見据えて活動している。自分も観光学の視点から、県外在住者を秋田に誘致する手段を積極的に考えていきたい」と力を込めました。