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秋田県のSDGsを考える
7月9日、総合政策学部では「秋田県私立大学等即戦力人材育成支援事業」の一環として秋田県SDGs協会の杉本薫会長をお招きし、SDGsの考え方や実践の現状等についてセミナーを開催しました。
これは、県内産業の即戦力となる専門人材を育成するとともに、優れた人材の県内定着を図るための実践的な教育活動や県内就職促進のための取組等に対して秋田県が補助するものです。
杉本会長は2050年には世界の人口が100億人に達する見通しの中で、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ために国連が掲げる17の目標・169のターゲットについて解説。日本の達成度の現状や展望について、学生は驚きや期待を込めて熱心に学修しました。
また、SDGsを積極的に進める自治体として仙北市が政府から「SDGs未来都市」に選定された点についても杉本会長は詳述。酸性化した田沢湖の環境修復事業の促進や、玉川温泉水から生成した水素エネルギーの活用による産業振興など、仙北市の具体的な取り組みについて紹介しました。
県内自治体や企業が実践するSDGs事例から多くの気付きや示唆を得て、学生達は公的課題を自分事として捉えて行動することの大切さを心に刻みました。