学長あいさつ
自分の進むべき道について 学長 小泉健
皆さんは、これまで本当の意味での学問や勉強をしたことがあるでしょうか。おそらく無いと思います。ノースアジア大学で学ぶ皆さんに考えて欲しいことはただ一つ。それは、皆さんが心からしようとしていることで、できないことは何一つ無いということです。皆さんがこうなりたいと真剣に願い、熱意を持って取り組めば、何にでもなることができるのです。
建築家の安藤忠雄、科学者のアインシュタインのように、知らない人はいないというほど有名な人たちも、はじめから成功したわけではありません。彼らは、様々な理由から進学や就職が自分の思う通りになりませんでした。しかし、ほとんどの人が諦めてしまう状況にあっても、情熱を持って学び、諦めずに挑戦し続けた結果が、彼らを成功に導いたのです。
「努力しても報われない」「勉強は面白くない」。そのように感じ、無力感に襲われている人も多いでしょう。しかし本当は、勉強ほど面白いものは無いのです。文学者の小林秀雄が、「熱意は著者の掌の厚さも明かす」と述べるとおり、本当の意味の学問とは,考え、納得し、それを自分のものにすることです。どんなに時間がかかっても、遅くなっても、納得するまで考える。そうすると、少しずつですがだんだんわかってくる。勉強が面白くなってきます。
ノースアジア大学は、法律家、大学教授、企業の経営者、芸能界やマスコミなど様々な分野で活躍している卒業生を数多く輩出しています。自分が思う世界に進めるか、そうでないかは、学生の時代に真剣に勉強したか、学問を好きになったかどうかにかかっています。皆さんには、ぜひノースアジア大学で人生の歩むべき進路を見つけていただきたいと思います。