道路や川を作るような
スケールの大きい仕事に係りたい

法学部法律学科 小野 慧夫(明桜高等学校出身)
国土交通省 東北地方整備局

幼少期からの憧れだった公務員

父が警察官、父方の祖父が県庁職員、母方の祖父が水道局員という公務員一家に育ちました。小さい頃から駐在所勤務の父の背中を見て育ったので、警察官ってかっこいいな、と公務員に対して尊敬の念を抱いていました。

警察官志望から行政職員志望へ

警察官を目指していた1年生の頃、公務員入門(現公務員への道)を受講しました。そのときに病院以外での病死・老死・孤独死などは変死扱いになるため、警察官として死体取扱いは必須と知り、遺体と向き合う仕事は自分には向いてないと感じました。
そこで県庁職員などの行政職に志望を転換した矢先、法学部の教授に次世代インフラの必要性を説かれ、インフラ整備に係る公務員職を探し始めました。いくつかの就職セミナー等に参加した結果、たどり着いたのが国土交通省です。道路や川を作るような、スケールの大きな事業に携わりたいと思い、国家公務員を志願したのです。

ひたすら問題集を繰り返すことが試験対策

3年生の10月頃から試験勉強に本格的に取り掛かり始めました。その頃は1日4時間程度勉強し、春休みからは1日7時間ほど根を詰めて勉強しました。大学に国家試験等センターという自習室があったのはとてもありがたいことでした。問題集を貸してくれるので費用もかかりません。試験対策としては、ただひたすら問題集に取り組みました。問題を最低でも3周し、苦手な科目は5周しました。

後輩へのメッセージ 

就職に対して最初からビジョンをもっていた方が取り組みやすいのは間違いありません。さらに、いろいろところに目を向けて、興味がある業種・職種を探す姿勢が大事だと思います。自分自身もインフラに係るにはどうしたらよいか調べた結果、今の採用先にたどりつきました。これから就職を考える人たちにも、ひとつのことから線をひいて広げていってほしいと思います。