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秋田市長が来学
まちづくりについて語る
12月6日、穂積志秋田市長が来学し。『秋田市のまちづくりについて』と題して講演会を開催しました。同市長は災害対策の強化や洋上風力発電など、秋田市の持続可能な発展に向けた多岐にわたる取り組みについて、その展望を述べました。
■災害に強く、住みやすいまちづくり
昨今の豪雨災害を教訓に秋田市は災害に強いまちづくりに力を入れています。市長は、秋田駅東口地域に増設された、25メートルプール約10杯分の水を1分45秒で排水できる大容量ポンプ場を例に説明。市内の水害対策を大きく強化し、充実した防災体制が構築されていることが分かりました。
■映画を通じた地域活性化と若者への支援
また、秋田市は映画制作を通じて地域の魅力を発信し、若者たちの創造性を育む「MIRRORLIAR FILMS AKITA」などのプロジェクトを推進。小栗旬さんや浅野忠信さんなど著名な映画監督を招いて制作された映画は、国内外から注目を集め秋田市の知名度向上に貢献しています。市長はこれらの取り組みを通じて、秋田市が若い世代にも魅力的なまちとなることを期待していると述べました。
■洋上風力発電で新たなエネルギーへ
市長は三菱商事や日本郵政の秋田支店開設を例に、洋上風力発電が地域経済の活性化や雇用創出に繋がり、さらに再生可能エネルギーの導入促進にも貢献すると強調しました。
■外旭川地区におけるまちづくり構想
外旭川地区の開発計画について、多様な世代が共生できる多機能な都市を実現し、地域全体の活性化と交流人口の拡大を図ることを目的としていると説明しました。
■データセンター誘致でデジタル化を加速
市長はデータセンターの誘致を通じて、地域経済の活性化をはじめ、デジタルインフラの整備や産業創出を図り、市の活性化に繋げたいと述べました。
この日講演を聴講した経済学部の1年生は「2050年の秋田の人口減少という課題に対してこれまで具体的な解決策が見えなかったのですが、洋上風力発電やデータセンター誘致など、多岐にわたる取り組みを知ることができて刺激を受けました。市長の熱い想いを直接伺ったことで、自身も大学での学びを生かして秋田のために何かしたいと思いました」と目を輝かせながら話していました。
今回の講演を通じて学生たちは、秋田市の魅力と可能性を改めて認識したようです。未来を担う一員として、積極的に秋田に貢献したいという意欲を高めていました。