地域貢献の想いを胸に、郵政へ
経済学部経済学科 小田島健心さん(花輪高等学校出身)
日本郵便㈱
持続可能な地域社会を実現したい
ノースアジア大学を選んだのは、経済学を学べることに加えて地方創生に力を入れている点に惹かれたからです。
過疎化が進む故郷では出身高校が統廃合するなど、地域の抱える課題を肌で感じていました。だからこそ人口が減少する地域を活性化し、若者たちが夢を持って暮らせるような活気あふれる社会を創出したいと考えていました。
ゼミ研究で経済への理解を深める
3年次のゼミナール研究では九州の新幹線に関する先行研究を参考に、北陸新幹線が地域経済にもたらした効果を測定しました。駅周辺の人口推移を分析した結果、人口増加が見られ、新幹線の開通が地域活性化に貢献していることが分かりました。この研究を通じて交通インフラが地域経済に与える影響の大きさを実感し、地域開発への理解を深めました。
アルバイトを通じて経済を考える
大学2年次から始めたコンビニのアルバイトでは、商品の陳列や発注業務に携わる中で経済学で学んだ理論を実践し、その面白さを実感しました。
例えば一般的には週に5袋売れれば良いとされているグミも、SNSのトレンドとなっているものを20袋入荷すると一日で完売するなど、具体的な数字で効果が現れました。また、新商品を既存商品の横に並べたり、季節感を取り入れたディスプレイを行ったりするなど視覚的な工夫を凝らすことで顧客に新しい発見を提供し、購買意欲を高めることを目指しました。
このアルバイトを通じて、利用者目線で物事を考えることの重要性を理解できたのは大きな学びとなりました。
一社エントリーに全力を懸ける
「地域社会の一員として、人々の生活を支えたい」という強い思いから日本郵便を志望しました。ふるさと納税を支援する仕組みや、高齢者向けの配達サービスを行っている点など、地域経済の活性化に積極的に取り組んでいる点に共感したからです。
一社エントリーで内定に至ったのは、運動部での長年のキャプテン経験が評価された結果と考えています。
中学・高校・大学と10年間に渡り運動部のキャプテンを務め、チームをまとめるために常に話し合いの場を設けるように心がけてきました。
郵政の仕事はお客様一人ひとりのニーズに応え、地域社会全体の満足度を高めるために様々な人々と協力することが求められます。キャプテンとして培ったリーダーシップはこの仕事で生かされると信じています。
地域の人の心の支えになりたい
郵便は地域の人々と密接に繋がる仕事です。過疎化や独居老人の増える地域において、その土地ならではの課題を見つけ出し、人々の暮らしをより豊かにする一助になれたら嬉しいです。郵政職員として一人ひとりの暮らしに寄り添い、地域住民の方々に安心感と繋がりを感じてもらいたいと考えています。
後輩へのメッセージ:図形を使った適性検査について
最近の適性検査では、図形を使った表現問題が出題されることが多いようです。一次試験では「与えられた図形を組み合わせて、日本郵政で働く自分の将来を表現しなさい」といった問題が出題されました。
私は明るい未来をアピールしたかったので、輝く太陽を表すために円の周りに細い長方形を配置し、その下に自分自身を意味する円と長方形を組み合わせた棒人間を置いてみました。
このような図形を使った表現問題は正解が一つとは限りませんが、仕事に対してポジティブに表現できるような配置を心がけることが大切だと思います。就職活動を始める皆さんには、TALテスト※1のように図形を貼り付ける形式の練習問題も事前に解いておくことをおすすめします。
※1 適性検査TAL
文章問題と図形配置問題の2つで構成された適性検査。ストレス耐性などを測ると同時に、その人本来の特性を分析すると言われている。
※2 「PORTキャリア 例題付き! 適性検査TALの出題内容や攻略法を完全網羅」 https://www.theport.jp/portcareer/article/69017/