第26回 大館トーナメント


 

● 10月13日 1回戦 対 弘前大学

チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ノースアジア大 3 0 3 0 0 2 0 8
弘前大 0 0 0 1 0 0 0 1

市川、宮脇、高橋 - 五十嵐(新)、田村

3塁打 - 渡邊

2塁打 - 楳田


1回、中川の先制2点タイムリー

先制点が入る

1回、千田のタイムリー

先発の市川


◎ 試合経過

10月13日。第26回大館トーナメント大会の1回戦がニプロハチ公ドーム(大館市)で行われ、本学は弘前大学と対戦した。試合は1回表の本学の猛攻で始まる。

1番佐藤 (大)、2番今野が共にフォアボールで出塁し、無死1、2塁。3番下沢の打球がサードゴロの併殺打となり2死1塁となる。4番吉田がフォアボールで出塁し、2死1、2塁となったところで、5番中川 がセンターへタイムリーツーベースヒットを放ち2点を先制。さらに2死2塁とチャンスは続く。ここで6番千田がライトへタイムリーヒットを放ち1点を追加し、3対0となる。

3回表。先頭の7番渡邊がセンターへのスリーベースヒットを放ち無死3塁のチャンスをつくる。1死後、9番佐藤 (雄)のレフトへの打球を相手外野手が後逸し、打者は2塁へ進む。その間に3塁走者が還り1点を追加し、4対0。1番長谷川が死球で出塁し1死1、2塁となり、2死後、代打の3番長尾がセカンドへ内野安打を打つ。2塁走者が生還し、1点を追加。さらに相手中堅手のホームへの送球が乱れ、その間に1塁走者も生還。6対0と突き放しにかかる。

その後4回裏に1点を返され、6対1で迎えた6回表。1死から、3番長尾が相手一塁手のエラーで出塁。2死後、投手の暴投の間、走者は2塁へ進み2死2塁となる。ここで5番楳田がレフトへタイムリーツーベースヒットを放ち、1点を追加し、7対1、2死2塁となる。続く6番本田の打球が相手遊撃手のファーストへの送球が乱れを誘い、その間に2塁走者が還り1点を追加。8対1の7点差になり、試合を決定づける。

そして、7回裏。市川、宮脇から継投した高橋が追加点を許さず、本学は8対1の7回コールドで、弘前大学を下し、2回戦へとコマを進めた。

この試合、本学は3回に8名を交代。投手も3人の継投により、ベンチ入りメンバー25人中20人を試合に投入し、選手層の厚みを示した形となった。


米村監督のコメント

「今日の試合では、控えの選手らのレベルがあがってきているので、最初から選手を交代させることを決めていた。『競争無きところに成長無し』選手同士で競わせる目的だった。今日は控えの選手らもいい仕事をしてくれた。十分な手ごたえを感じた。この調子で次戦からも頑張りたい。」

 


 

● 10月15日 2回戦 対 岩手大学

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
岩手大 1 3 1 0 0 0 0 0 0 5
ノースアジア大 0 0 2 0 5 0 3 0 × 10

佐々木、宮脇 - 五十嵐(新)

本塁打 - 五十嵐(新)

3塁打 - 今野、千田

2塁打 - 五十嵐(新)、


3回、今野のタイムリースリーベース

5回、千田の逆転タイムリー

5回、五十嵐の本塁打

沸き立つベンチ


◎ 試合経過

10月15日。第26回大館トーナメント大会の2回戦がニプロハチ公ドーム(大館市)で行われ、本学は岩手大学と対戦した。

試合は3回表までに相手に5得点を許し、5点を追う形となったが、3回裏から本学は反撃を開始する。

先頭の7番五十嵐がレフトへ2塁打を放ち無死2塁のチャンスをつくる。8番本田が送りバントをきっちりと決め1死3塁とチャンスを広げる。 ここで、9番今野がタイムリースリーベースヒットを放ち1点を返し、なおも1対5で1死3塁とチャンスは続く。そして、1番中川がセンターへの犠牲フライを打ち、1点を追加。2対5と追い上げ始める。

5回裏。先頭の9番今野がセンターへヒット。1死後2番佐藤がフォアボールで出塁し、1死1、2塁となる。ここで、3番下沢のセンターへの打球を相手2塁手がホームへ送球するが、ボールがそれ、2塁走者が還り1点を追加。その間に下沢は2塁へ進み、5対3。1死2、3塁とチャンスは続く。さらに4番吉田がフォアボールで1死満塁となる。

ここで、5番 千田が一塁線ギリギリにタイムリースリーベースヒットを放ち、一挙3点を返し6対5と逆転に成功。1死3塁となる。さらに6番 渡邊の内野ゴロを相手内野手がホームへ送球するが相手捕手が落球し、3塁走者が還り1点を追加。本学はこの回一挙5得点を挙げ、7対5とリードし始める。

7回裏。先頭の4番吉田がフォアボール。5千田が内野安打で無死1、2塁となる。6番渡邊が送りバントを決め、1死2、3塁とチャンスを広げる。 ここで、7番五十嵐が公式戦2本目となる本塁打をレフトへ放ち、3点を追加。10対5で試合を決定づける。

そして9回表。3回からリリーフした宮脇投手が相手に追加点を許さず、本学は10対5で岩手大学を下し、準々決勝へとコマを進めた。


逆転スリーランタイムリーヒットを放った千田選手のコメント

「ここで逆転するという意気込みで強く初球から打とうと思って打席に入った。インコースストレートを叩いた打球は1塁線ギリギリだったので、最初ファールかなと思ったが、入って良かった。チームに勢いをつけられたきっかけとなったので嬉しい。残るは準決勝、決勝だが、チーム全員で一戦一戦、勝ちを取っていきたい。 」

 

公式戦2本目の本塁打を放った五十嵐選手のコメント

「1打席目の時にスライダーが来た。次はこれを狙おうと思っていた。2打席目で来たので思いきり強振した。打った瞬間に本塁打と思った。優勝して春のリーグ戦につなげていきたい。 」

 

下村キャプテンのコメント

「今日は先制された後に逆転して勝利できた。ベンチの雰囲気は5点取られてもまだまだ自分たちは逆転できると思っていた。しっかり一点ずつ取れたので良かったと思う。皆しっかりと自分の課題と向き合って努力してきた成果が表れてきたと感じる。特に打球の強さが変ってきている。この勢いを保ち、明日はしっかりと勝利して、決勝も勝ち切れるようにしたいと思う。」

 

米村監督のコメント

「最初5点を取られたが、今のうちの打線だったら、十分に返すことができる自信があったが、2点返した時点でもう勝てると確信した。選手たちには試合前には、『富士大学も敗退したが、野球とはいろいろなことが起こるので、気を抜いてはだめだ』と伝えた。今日もミスがあり、隙もあったと思う。しかし、そこから切り返して逆転できたのは力がついてきたからだと思う。明日の準決勝、決勝は普通にやれば良い戦いができると思う。優勝を狙いたい。」

 


 

● 10月16日 準決勝 対 八戸工業大学

チーム名 1 2 3 4 5 6 7
八工大 0 0 0 0 0 1 0 1
ノースアジア大 1 1 0 3 3 0 × 8

橘高 - 五十嵐(新)、田村

2塁打 - 渡邊、

2回、渡邊の2塁打

2回、五十嵐のタイムリーヒット

4回、佐藤(大)の2点タイムリーヒット

完投した橘高


◎ 試合経過

10月16日、第26回大館トーナメント大会 準決勝がニプロハチ公ドーム(大館市)で行われ、本学は八戸工業大学と対戦した。

試合は1回裏の本学の攻撃から動き出す。

1番千田が内野安打で出塁。2番佐藤(大)の打球はセカンドゴロとなり、打者はアウトになるが、その間に走者は進塁し、1死2塁となる。続く3番下沢の打球を相手三塁手がエラーし、1死1、3塁の先制のチャンスを迎える。ここで、4番吉田の打球はショートゴロになり、1塁走者は封殺となるが、その間に三塁走者が生還し、1点を先制、1対0となる。

4回裏。先頭の6番渡邊の打球を相手二塁手が落球し出塁。7番五十嵐がセンターへヒットを放ち、無死1、2塁となる。続く8番本田が送りバントを成功させ、1死2、3塁とチャンスを広げる。ここで、9番今野がレフトへタイムリーヒットを放ち1点を追加。0対3、1死1、2塁となる。

1番千田の打席の際、相手投手の暴投により1、2塁走者が進塁し1死2、3塁とチャンスを広げる。さらに千田がフォアボールで出塁し、1死満塁のビッグチャンスを迎える。ここで、2番佐藤(大)がレフトへのタイムリーヒットを放ち2点を追加。0対5と引き離しにかかる。

5回裏。先頭の吉田が死球で出塁。その後相手捕手の捕逸で進塁し、無死2塁となる。5番中川の打球はセカンドゴロになったが、2塁走者は3塁へ進塁。1死3塁のチャンスをつくる。ここで、6番渡邊がレフトへ犠牲フライを放ち、3塁走者が生還。0対6、2死となる。

そして、7番五十嵐(新)がフォアボールで出塁。8番本田がレフトへのヒット。9番今野がフォアボールで2死満塁と再びビッグチャンスを迎える。

1番千田がフォアボールで押し出し。1点を追加し、0対7。そして、2番佐藤(大)がレフトへタイムリーヒットを放ち、さらに1点を追加。0対8と試合を決定づける。

そして、6回表に死球とエラーが絡み1点を返されるが、7回表を無失点で抑え、本学は8対1、7回コールドで八戸工業大学を下し、決勝進出を果たした。


この試合3打点を挙げた佐藤(大)選手のコメント

「2打席目に満塁の場面で得点出来ず、非常に悔しい思いをした。同じ状況で、3打席目が回ってきたので、今度は絶対に打ってやろうという気持ちで打席に入った。相手の球は変化球だった。しっかり2点を返すことができたので、すごく嬉しい。ここまできたら絶対に優勝したい。決勝も絶対にノースアジア大学野球部の歴史に刻むことができるようにしっかり自分の力を最大限に発揮して頑張りたい。」

 

完投した橘高投手のコメント

「完封を狙っていたが、勝つことが大事なので良かったと思う。今日は力むことなくいつもより投げられたので、疲れもあまり無く、このような投げ方をしたら良いということが分かった試合だった。ピンチの場面も思いきり投げていった。その結果、抑えられてよかったと思う。決勝では投げるかどうかはわからないが、投げる時には全力で頑張りたい。」


 

● 10月16日 決勝 対 青森大学

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
青森大 1 0 1 0 0 1 0 0 1 4
ノースアジア大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

橘高 、鎌田 - 五十嵐(新)

2塁打 - 下沢


3回、下沢のエンタイトルツーベース

11奪三振の鎌田

優秀選手賞を受賞した橘高投手

準優勝を果たしたチーム


◎ 試合経過

10月16日、第26回大館トーナメント大会の同日の準決勝に引き続き、決勝戦がニプロハチ公ドーム(大館市)で行われ、本学は青森大学と対戦した。

試合はリリーフの鎌田投手が健闘する中、1、3、6、9回に失点し、4点を追う形で9回裏を迎える。

先頭の8番古川、続く9番今野が共にセンターへのヒットを放ち無死1、2塁。1死後、2番佐藤(大)がフォアボールを選び出塁。1死満塁のビッグチャンスをつくる。

しかし、惜しくも後続が続かず、試合終了。本学は0対4で青森大に勝利することはできなかったが、本年度最終戦の第26回大館トーナメント大会を準優勝で飾った。

なお、リリーフの鎌田はこの決勝戦、テンポの良い投球で8 2/3を11奪三振という活躍を見せた。

また、決勝戦終了後に表彰式が行われ、橘高投手が優秀選手賞を受賞した。


下沢キャプテンのコメント

「悔しいです。この悔しさを忘れずに来季は絶対チームの皆でもっと強くなって、春に神宮に行けるように頑張りたいです。」

米村監督のコメント

「『勝たせてやりたかった。』その一言につきる。決勝戦では投手、野手共に皆頑張ったと思う。打撃も最終回には一打逆転のところまで行けた。チームは確実に力をつけてきている。今日の悔しさをバネに来季に向けて調整し今後も神宮目指して戦っていきたい」

優秀選手賞を受賞した橘高投手のコメント

「優秀賞を頂き大変嬉しい。今回チームは優勝を逃したが、来年の春こそ神宮に行けるようにチーム一丸となって戦っていきたい。」

 

大会期間中のご声援、誠にありがとうございました。なお、今大会をもって、令和5年度の公式戦が全て終了いたしました。今年度中の皆様のご声援に感謝申し上げます。 今後も引き続き、ノースアジア大学硬式野球部の応援をよろしくお願いいたします。