昭和35(1960)年に、雪国民俗研究所が設立されました。その主眼とするところは、本学創立の文化的な意義に基づき、先祖の残した貴重な文化遺産を収集して、雪国の暮らしの文化を探究し、地域社会の文化向上に寄与するものであります。当時の秋田魁新聞でも「先祖の文化遺産を後世へ」ということでこれを大きく報道しています。
そして翌36年には資料館を付設しました。収集した民俗資料を広く一般に公開し、地域社会の暮らしの痕跡をたどり、先祖の知恵を学び、それを通じて新しい文化の創造に資するというものであります。
平成24年3月、ノースアジア大学内に雪国民俗館が位置づけられました。今後も地域社会との連携を一層深めてまいります。 |