令和2年4月4日

令和2年度ノースアジア大学・秋田栄養短期大学 入学式
  ―学長告辞 


コロナで、学校が休校になったり、大変な状況になっています。

そういう中での今日の入学式ですが、人生というものは、そういうものだと思います。いろんなことがある。

そうであるからこそ、諸君は、地に足をつけて、右往左往しない。しっかりと大学で学んでいかなければいけないと思います。

これまでの勉強は、先生がみんな教えてくれた。それを覚えればよかった。大学の学問は違うんです。

ここで、皆さんに大学でどう勉強したらいいかということを少しお話してみたいと思っています。
「知は力なり」ということが言われる。知っているか、知らないかということが、非常に大きな違いになってくる。それが人生を変えてしまう。

例えば、「脚気」という病気がありますね。ビタミンの中のB1が欠乏し、歩けなくなってしまう。倦怠感。そして、最後は死んでしまうこともあるという大変な病気です。今でも、そんな人がいるんですよ。玄米から白米の時代になった元禄時代から、第二次世界大戦頃までの間に、たくさんの人が脚気で亡くなっているんです。

第一次世界大戦のときには、脚気で死んだ人の方が、戦死した人より数が多かったんです。

ビタミンのない、白米や白パン、精白したデンプンだけを食べていると、脚気になる。麦飯を食べたり、玄米を食べている人たちは、脚気にならなかったんです。たったそれだけのことです。

ところが、このことを知らなかった医学の世界では、何百年にもわたって、病原菌による病気であると言い続けてきた。医学の教科書に書いてあるんです。そうやって治療が行われていたんです。もちろん良識ある学者は異論を言っていたんですよ。でも医学界は耳を傾けようとしなかった。これは、ミトコンドリアがビタミンB1という、補酵素を使って、細胞の中で糖を燃焼させ、エネルギーを作るという、体の基本的な仕組みを知らなかったからなんです。こういうような無知によって、たくさんの人々が亡くなっていったのです。学問は、疑問を持たなければいけないということなんです。

壊血病という病気がありますね。これも同じです。ビタミンCの欠乏で、血管細胞をつなぐコラーゲンができなくなり、出血し、最後は、脳も出血して、死亡するという大変恐ろしい病気です。

かつては、これも病原菌による病気だといわれたんですよ。そして、長い間、何百年もの間、病原菌対策の治療を行ってきたのです。無知だったからですね。

本当に「知は力なり」です。

このように、知っているか知らないかということは、その人の人生を決定的ならしめてしまう。こんなことがたくさんあるんです。ですから、皆さんは、しっかり学んでいただきたいと思うのです。


新型コロナウイルスの問題がありますね。

ウイルスは、体内に入ると、抗体がなければ、人の細胞に潜り込んで増殖し、やがてその細胞は破裂してたくさんのウイルスが体の中に散らばることになります。

ところが、人が元々持っている免疫力、生来、人体が細菌やウイルスと戦うために持っている免疫力ですが、それが強ければリンパ球を中心としてコロナウイルスに総攻撃をかける。胸腺から来たT細胞が中心です。それにNK細胞や、破片を食い尽くすマクロファージなど、白血球軍の総力戦が始まります。

そして、最後に、ウイルスが敗北すると、骨髄で作られたB細胞が、「抗体」という形でこのウイルスのデータを残します。

こうして終息を迎えた人は、何の発症もせず、自然免疫力の勝利に終わります。感染者の8割がこういう経過をたどるというふうに言われています。

元々の自然免疫力が弱かった人たち、基礎的な疾病を持っていた人たち、老人などが重篤な症状に陥って、ときには命を失う。

しかし、病気が回復した人は、同様にB細胞が抗体というウイルスのデータを作って、次のウイルス侵入のときの戦いに備えることになります。

何が言いたいかといいますと、一番大事なことは、自然治癒力ともいうべき、人が元々持っている自然免疫力だということです。それを作る栄養なんです。ところが、今政治家も医者も、ワクチンという、病原菌そのものを希釈したもの、弱めたものを注射して体内に抗体を作らせるという研究に走っています。ワクチンが重篤な副作用を生じさせることは歴史的な事実です。

栄養学の先生方もこの場にいますが、どんな栄養を摂って基礎的な体力を作った場合に、ウイルスの病気にかからないかということが大切なんです。自然免疫力です。これは、長年にわたって研究されてきております。

今まで常識であったものが覆される。それが、学問です。諸君も、考えてもらいたいと思います。疑問を持ってほしいんです。

大学では、自然科学から人文科学、社会科学まで、たくさんの講義を用意しております。学部・学科の枠を越えて、履修することも可能となっていますので、ぜひしっかりと勉強してもらいたいのです。

勉強をする人は、自分の人生が開けてきます。


4年後、そして、短大では2年後に、諸君が立派に成長し、それぞれ志望の分野に飛び立っていく、そういう日が来ることを期待しております。

本席に参列されている教職員の人達にも、この場を借りて御礼を申し上げ、本日の告辞といたしたいと思います。

 

学長 小泉 健